命の選別―Ⅱ

カップルの精子と卵子で体外受精卵を作り、発育した胚より割球や胎盤のもとになる細胞を取り出し、次世代シークェンサーで遺伝子を調べ、異常の少ない受精卵を子宮に戻す方法である。これが究極の着床前遺伝子スクリーニングである。どこまでの遺伝子の異常を調べるかが問題となっているが、これらの技術はデザイナーベビーを作ることに繋がりうる。

わが国においては命の選別に繋がるとして、着床前スクリーニングは現在のところ日本産科婦人科学会は認めていない。

(2014年8月19日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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