総務省消防庁の発表によれば、熱中症により5月1日~9月21日に全国で9万9,573人が救急搬送されています。5~9月の搬送者が過去最多だった昨年の9万7,578人を上回り、最多を更新しています。記録的な猛暑や、梅雨明けが早かったことが影響したと考えられます。
死者は116人で、3週間以上の入院が必要な重症は2,201人、短期の入院が必要な中等症は3万4,063人でした。65歳以上の高齢者が57.2%を占めています。都道府県別の搬送者は、東京が9,268で最多でした。大阪が7,145人、愛知が6,598人と続いています。

(2025年9月25日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)