英国の教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」が今年の世界大学ランキングを発表している。日本からは東大が昨年と同じ23位に入り、アジア最高位を保っている。日本からトップ200内に東大、京大など4大学が入っている。世界一は4年連続で米国のカリフォルニア工科大で、2位のハーバード大（昨年2位）、3位オックスフォード大（同2位）などベスト10に大きな変動はみられていない。
この評価の特徴は、学問分野別の研究者によるピア・レビューに重点を置いている点である。つまり同一分野の研究者による客観的判断を仰ぐ評価方法である。社会科学、医学、自然科学、工学、情報工学、人文科学といった分野別のランキングも発表している。
（2014年10月2日 日本経済新聞夕刊）
（吉村 やすのり）
