生命保険会社が販売する民間の年金保険や介護保険に加入する女性が増えている。国の年金制度や介護保険制度に不安があり、多くの女性が自分の老後への備えを意識している。年々女性の加入率が増加し、2010年には男女逆転し、女性の加入率は81.9%に達している。
背景には女性の社会進出が進み、長く独身でいる人も増え、自分に必要な保険に自分で加入する女性が増えている。これまでは一家の大黒柱である男性が加入することが多かったが、人口減や景気低迷により頭打ちになっている。今後女性の未婚化率が増えるので、ますます保険加入率は増えると思われる。
(2014年8月18日 読売新聞)
(吉村 やすのり)