小中学生の学力に影響を与える因子

学力テストに合わせて行われた児童生徒へのアンケート調査によれば、自宅にある本の冊数が多いほど、成績が良くなる傾向がみられています。本に親しむ機会の多さが学力向上に結びついている傾向がより鮮明になっています。
小中学校とも、26~100冊と答えた割合が3割超を占め、最も多くなっています。11~25冊はそれぞれ2割超で、0~10冊は小学校で14.4%、中学校で17.6%でした。学力と相関関係を調べたところ、小中学校とも0~10冊と答えた層の平均正答率が最も低く、正答率が最も高かった層は、小学校は201~500冊で、中学校は501冊以上でした。

 (2024年7月30日 読売新聞)

SNSや動画視聴に費やす時間が、2022年に比べて延びています。また、視聴時間が長いと、平均正答率が低くなる傾向もみられています。学習時間を確保するためには、SNS利用に一定の歯止めをかけることも必要になってきます。

(2024年7月30日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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