世界経済フォーラム(WEF)は、男女平等の実現度合いを数値にした2024年のジェンダー・ギャップ指数を発表し、日本の順位は調査対象の146カ国中118位でした。過去最低だった前年の125位より7位上昇しました。WEFの調査は、経済、教育、健康、政治の4分野で男女平等の度合いを毎年分析しています。
日本は、政治分野の順位が前年の138位から113位に上昇し、総合評価を押し上げました。経済は120位と前年の123位とほぼ同水準でした。教育は72位、健康は58位でした。
国別の総合評価トップは、昨年に続きアイスランドでした。フィンランド、ノルウェー、スウェーデンといった北欧の国々も引き続き10位以内に入っています。欧州以外の国では、ニュージーランドやナミビア、ニカラグアも上位でした。
(2024年6月13日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)