緊急避妊薬は、望まない妊娠を防ぐために使われます。国内では、これまで医師の処方箋が必要で、医療機関を受診しなければなりませんでした。海外では約90の国・地域で処方箋なしで購入でき、市販化を求める声がありました。2月2日より、望まない妊娠を防ぐための緊急避妊薬が、薬局などで買えるようになります。販売は対面のみで、その場で薬をのむことが条件となっています。
薬局などで購入できるようになるのは、あすか製薬のノルレボです。第一三共ヘルスケアが医師の処方箋がいらない市販薬として販売します。希望小売価格は1錠7,480円で、購入に年齢制限はなく、パートナーや保護者の同意も不要です。排卵を遅らせる効果があり、性交後72時間以内にのめば8割の確率で避妊できます。ネット販売は認められておらず、購入希望者は薬局やドラッグストアに来店する必要があります。
予期しない妊娠は、女性の人生において誰にでもあり得ます。必要とする女性に緊急避妊薬が届く方法が増えた点で、市販化は大きな一歩です。

(2026年2月2日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)





