5/9 日本内視鏡産科婦人科学会からの緊急連絡

2014年4月17日米国食品医薬品局(FDA)より、「子宮筋腫がある女性の腹腔鏡下の子宮摘出術または子宮筋腫核出術または子宮筋腫核主術に腹腔鏡下用電動式モルセレーターを使用した細切除去術を実施した場合、想定されていなかったがん組織、特に子宮肉腫があった場合に子宮以外の場所に播種させるリスクがある。症候性の子宮筋腫患者を治療する際は、医療従事者と患者は他の選択肢を慎重に考慮すべきである。現時点で参照できる知見を根拠とした場合、FDAは、子宮筋腫に対する腹腔鏡下の子宮摘出術または子宮筋腫核出術に腹腔鏡下用電動式モルセレーターを使用した細切除去術を施行することを奨励しない。」との安全性通知(Safety Communication)が発行されました。

これを受け、子宮筋腫の内視鏡下手術に用いる、モルセレーターデバイスを使用した細切除去術に関する安全性及びエチコン製モルセレーターデバイスの販売停止に関するお知らせが、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社よりありました。

今後、日本産科婦人科内視鏡学会は特別委員会を設置し、対策を協議することになっています。

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。