村木厚子厚生労働事務次官の記事を読んだ。女性の活用は安倍政権の大切な政策課題の一つである。少子・高齢化社会にあって、女性の力無くしてわが国の展望は開けない。妊娠・出産そして子育てを経験し、仕事を続けることは現在でも大変厳しい状況にある。両立を支援する政策の欠如も原因であるが、見本となるような働く女性のロールモデルがなかったことも事実である。「好きなこと、夢中になれることを一生懸命やれば強くなれる」素晴らしい言葉である。
女性が働き続けるためには、家族の理解が必要である。苦しい時にもぶれないためには、サポートが大切である。事務次官のような素晴らしい女性が一人でも増えることを願って止まない。
(2014年5月11日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)