性同一性障害と生命保険

性同一性障害の人々に対し、生命保険の加入を断る生保会社が多い。大手会社は、性同一性障害を理由に加入を断ることはないとしているが、ホルモン投与による血栓症などのリスクが高まること、また治療中の人は性別適合手術を受ける可能性が高いため、審査が通りにくい状況にある。保険会社から性別の変更により契約の解約を迫られたり、契約時の性別を変更できない場合がありうる。また性同一性障害がある場合、新規加入は受け付けない会社もある。

性同一性障害の治療に健康保険が適用されないこともあり、適切な治療を受けられない人がいる点は、早急に解決されるべきである。

(2014年5月19日 朝日新聞夕刊)
(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。