国勢調査によると、2010年の日本の人口は12,806万人です。戦後の増加期を終え、近年は横ばい状態ですが、今後は減少に転じ、2060年には8,674万人と推計されています。
19歳以下の人口を見てみると、
・1990年(3,249万人)
・2010年(2,287万人)
・2025年(1,849万人)
・2060年(1,104万人)
若い世代の減少、すなわち、生まれてくる子どもたちの数が減ってきているのです。
1965年には出生数は182万人でしたが、2012年は102万人、2050年には56万人程度と考えられています。
社会保障の観点から見ると、1965年には65歳以上1人に対し20~64歳は9.1人、同様に1912年は2.4人、2050年には実に1.2人と試算されています。
このことが、高齢化の問題なのです。
同時に、高齢化の問題は、少子化の問題であることがお分かりいただけたかと思います。
(吉村やすのり)