デング熱のウィルスは、ネッタイシマカやヒトスジシマカが媒介する。ヒトスジシマカは日本で広く生息しており、海外で感染した人が国内で蚊に血を吸われ、その蚊が人を刺した場合に渡航歴がない人でも感染する可能性がある。今回70年ぶりにデング熱感染と診断された3人から検出されたウィルスの型は同じであった。感染場所は代々木公園が疑われている。
デング熱の診断基準を以下に示す。稀に重症化することがあり得るが、通常は発症後2-7日で解熱し、そのまま治癒する。私もしばしば代々木公園を散歩する。心配されている方も多いと思うが、蚊に刺されても1週間程度経って目立った症状が出なければ、心配はいらない。
(厚生労働省HPより)
(吉村 やすのり)