自宅を担保にした年金制度の1つである。自宅を所有しているが、現金収入が少ないという高齢者世帯が住居を手放すことなく、収入を確保するための手段である。自宅を担保にして銀行などの金融機関から借金をし、その借金を年金として受け取る。死亡した際には金融機関が契約者の自宅を引き取ることになる。
しかしリスクもある。契約者が長生きをしたり、金利の上昇や不動産価格下落によって担保割れのリスクがあるので、それらをカバーする公的保険の導入も視野に入れておかなければならない。
(全国知事会次世代育成支援対策プロジェクトチーム)
(吉村 やすのり)