スポーツ庁は、2008年度から全国の小学5年生と中学2年生を対象に、全国体力テストを実施しています。50m走やボール投げ、反復横跳びなど8種目で、男女別に合計点(80点満点)を算出しています。今回は小中学、男女の計4種類を合算して320点満点で評価しています。
2023年度の総合点は195.2で2022年度に比べて0.4改善しましたが、新型コロナウイルス禍前の水準には戻っていません。都道府県別では福井が209.9とトップを続けています。2位の大分はテストが始まった2008年度に比べて15.36上昇し、都道府県別ランキングも40位から躍進しています。
子ども時代に運動を通して様々な人と接することで、成人後のコミュニケーション能力や主体性も高まります。地域の活力を高めるためにも、気軽外で遊んだり運動したりできる環境の整備が必要となります。
(2024年6月1日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)