東京商工リサーチによれば、2023年度に本社や本社機能を東京都内から都外へ転出した企業は4,614社で、前年度から6.5%減っています。転入した企業は3,983社と6.9%増えています。転出超過は631社となり、前年度から48.0%減っています。
新型コロナウイルス禍の2021年度に転出超過は、1,861社まで膨らんでいました。転出超過の縮小を都心回帰の流れも垣間見えると分析されています。産業別では主要10業種のうち、運輸業を除く9業種で、転入より転出のほうが多くみられています。超過数が最も多いのは、サービス業他の283社、次いで製造業の123社でした。
(2024年7月10日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)