通級指導を受ける児童生徒数の増加

 文部科学省は、小中学校で通常学級に在籍し、障害に応じて一部の時間だけ別室で指導する通級指導を受けた児童が2023年度、前年度比5,033人増えて20万3,376人だったと公表しています。20万人を超えたのは初めてで、発達障害などへの教員や保護者の理解が広がり、通級指導の積極的な利用が増えたとしています。

 通級指導を受けた児童生徒は、全小中高校生の約1.7%にあたります。内訳は、小学生が16万6,556人で、中学生が3万4,449人、高校生が2,371人でした。通級指導は、学習面や生活面での困難を改善、克服しようと少人数で行われます。小学校でしっかりと指導を受け、中学や高校では通常学級のみで過ごす場合が多いとされています。

 障害の種別では、言語障害が4万7,069人で最も多く、注意欠陥・多動性障害(ADHD)が4万4,107人、自閉症が4万1,171人、学習障害が4万396人です。

(2025年7月23日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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