ショッピングセンターの減少

 日本ショッピングセンター協会の発表によれば、2025年のSC開業数は18施設と、1975年の統計開始以降で過去最少でした。人口減による投資に見合う出店立地の減少や建築費の高騰が響き、物販テナントの減少で従来の定義を満たさないショッピングセンターの増加もあり、ショッピングセンター数は7年連続で純減が続いています。新規開業数は閉店数を大きく下回っています。

 主な要因は資材高や人手不足による建築コストの上昇です。これまでは人口減が進む地方のショッピングセンターの伸び悩みを、首都圏の大都市部への出店で補う形で総数を維持してきた面がありました。しかし都市部でも出店余地が乏しくなっており、本格的な純減時代に入っています。モノからコトを重視する消費者の嗜好の変化も減少に拍車をかけています。

 国内で大型施設の開業は今後見込みにくく、郊外を中心に中・小型施設の開業は増えると思われます。時代の変化に合わせていかに集客力の高い新しいショッピングセンター業態を開発できるかにかかっています。

(2025年12月17日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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