超音波検査併用による乳がん発生リスクの減少

 東北大学の研究チームは、乳がん検診に超音波検査を追加すると進行乳がんの発生リスクを17%抑えられたとする研究成果を発表しています。検診で使うマンモグラフィーは乳房の特徴によってはがんを見つけづらいため、超音波検査も活用してがんを早期に見つけて治療できれば、生存率を高められる可能性があります。

 マンモグラフィーは、母乳を出す乳腺の量が多い高濃度乳房では乳腺が白く写るためにがんを見つけにくいとされています。特に日本人の40代女性でその割合は55~68%を占め、米国人の43~50%などより高率です。超音波検査は、乳房の乳腺量に関わらずがんを見つけられる可能性があります。

 超音波を併用した集団で見つかった894例の乳がんのうち、進行乳がんは234例(26%)で、併用しない場合は843例のうち277例(33%)でした。統計的な解析によって、超音波の併用で進行乳がんの発生リスクが17%減少したと結論付けています。

(東北大学医療系メディア ライフ ニュースルームより)
(吉村 やすのり)

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