iPS細胞による脊髄損傷の治験開始

 慶應義塾大学発ベンチャーのケイファーマは、 iPS細胞から変化させた神経細胞を使った脊髄損傷の治療を開始します。薬事承認を前提に安全性と有効性を調べる企業治験を2027年中にも始めます。ニコン・セル・イノベーションに細胞製造を委託する合意をしました。

 脊髄は脳と体の各部をつなぐ中枢神経で、事故などで損傷すると、脳からの信号が体に届かなくなり、運動や感覚の機能がまひします。中枢神経は再生する力が弱く、リハビリ以外に確立した治療はなく、毎年6千人が新たに診断されています。

 慶應義塾大学の研究チームは、他人のiPS細胞から未熟な神経細胞をつくり、脊髄損傷後2~4週間(亜急性期)の患者に移植する研究を進めてきました。患者4人に細胞約200万個を移植しました。リハビリをしながら1年後の状態を評価した結果、2人は一部の運動機能が戻りました。

(2026年2月24日放送 日テレNEWS)
(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です