東京大学などの研究チームは、マウスの全身のすべての細胞を3次元で観察することに世界で初めて成功しました。従来の観察技術では臓器全体や全身を見られませんでしたが、全身の状態を把握することで病気の理解や創薬研究につながると期待されます。
実験では死んだマウスを透明にして特殊な顕微鏡を使って観察することで、臓器を構成する細胞の様子を3次元で観察できます。これまで脳の観察には成功していましたが、手法の改良や顕微鏡の性能向上を背景に全身の臓器に適用しています。細胞数が5億~6億個の生まれて間もないマウスの全細胞を撮影しました。細胞数が約300億個に及ぶ大人のマウスでは心臓や肺、肝臓など主要臓器の細胞を観察しています。

(Cell February 25, 2026)
(吉村 やすのり)





