国土交通省が住民らの取り組みを審査して登録した日本風景街道は、全国147ルートとなっています。日本風景街道は観光地などを通る中心となる道と周辺エリアで構成され、2007年に登録が始まりました。道から景観の良さに加え、地元住民や自治体などが連携する組織をつくり、活動内容を定めて登録を申請します。
別府温泉や阿蘇くじゅう国立公園を通る九州横断の道やまなみハイウェイなど4ルートがある大分県が83.3%で最も高く、滋賀県の73.7%、北海道の72.1%が続きます。全国平均は29.8%です。北海道は15ルートで登録数が最も多くなっています。
住民や行政機関、地元企業などが地域資源の魅力向上に協力して取り組むことに意義があります。風景街道のような官民や市町村の垣根を越えた施策は、人口が減少する地方には今後さらに必要になります。成果を深めるには活動を支える予算や人的な支援が欠かせません。

(2026年2月28日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)





