販売価格が1億円以上のマンションの供給が東京都で増えています。不動産調査会社の東京カンテイの調査によれば、2025年に供給された新築億ションの戸数は前年比62.5%増の5,947戸でした。1973年以降で最多となっています。
背景には、用地取得費や人件費などの建設コストが上昇していることがあります。超高級物件が増えているわけではなく、これまで8,000万円程度で供給されていたような物件が、億ションとして供給されるようになっています。タワーマンションの供給が相次いでいることも要因の一つです。
億ションは都内では珍しくなってきています。2025年の東京23区の新築マンションの平均価格は、前年比21.8%高の1億3,613万円でした。全国的にも新築億ションの供給は増えています。2025年は前年比44%増の8,266戸でした。青森県、秋田県、富山県、福井県、島根県、香川県、宮崎県の7県では、直近5年間に初めての億ションの供給がありました。

(2026年4月2日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)





