東京証券取引所などの2025年度の株式分布状況調査によれば、個人株主は延べ9198万人と前年度比839万人増え過去最多となっています。増加は12年連続で、2025年度の日経平均株価はAI・半導体銘柄がけん引役となり、4割上昇しています。株高の波に乗り遅れまいと、少額投資非課税制度(NISA)を活用する若年層など新たな投資家の参入が広がっています。
個人の保有比率は17.4%と、前年度比0.1ポイント上がっています。政策保有株の縮減が続く事業会社は1ポイント減の17.7%です。投資信託の資産を管理する信託銀行が主体の金融機関の保有比率は、1ポイント減の27.3%です。海外の年金やファンドの持ち分をまとめた外国人は2.3ポイント増の34.7%と、初めて3分の1を超えています。
個人株主データを年齢別に見ると、20歳未満、20歳以上30歳未満の株主数は合計で106万人と約半年間で1割増えています。80歳以上の株主が横ばいであるのとは対照的です。学生は、AIの台頭で自分が就く職業の所得が安定するか分からないとの不安があり、若い人ほど将来の利益を増やしたいという考えが強くなっています。
(2026年7月3日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)







