京都大学らの研究グループは、急性骨髄性白血病(AML)を異なる特徴をもつ16種類のグループに分類できることを発見しました。AMLは、造血幹細胞から作られる血液細胞が未熟な状態のままがん化して増殖する疾患です。DNAの塩基配列に変異が生じることが原因とされています。変異によって病態の特徴が異なり、いくつかのグループに分類されていました。
研究グループは、DNAの働きを制御する仕組みであるエピゲノムの特性に着目しました。AML患者の検体のDNAとたんぱく質の複合体であるクロマチンの状態からエピゲノムの違いを調べました。その結果、16グループに分けることができ、グループによって生存率が変わったり、培養した白血病の細胞に対する薬剤の効き目が違ったりしました。エピゲノムを基に患者を分けることで、それぞれの人にあった薬の開発が進んでいく可能性があります。
(2026年7月3日 京都大学HPプレスリリース)
(吉村 やすのり)






