乳幼児を中心に感染し、手や足などに発疹が出る手足口病の流行が拡大しています。手足口病は、手足や口の中に水ぶくれを伴う発疹ができて発熱するウイルス性の感染症です。飛沫や接触などによって感染し、ほとんどの場合は軽症で1週間以内に治ります。まれに脳炎や心筋症など重い合併症を引き起こすことがあります。多くは夏場に小学生以下を中心に流行するため、子どもの夏かぜとも呼ばれます。
6月29日~7月5日に全国約2,000の医療機関から報告された患者は1万5,845人で、1医療機関当たりでは7.03人、直近10年間では3番目に多いペースです。都道府県別では、島根県が18.00人で最も多く、佐賀県が11.83人、東京都が11.72人で続いています。

(2026年7月17日 日本経済新聞)
まずは手洗いやうがいといった基本的な対策の徹底が不可欠です。タオルの共有をやめるなど集団や家庭内での感染拡大を防ぐ工夫も必要です。口内に発疹が出ると痛みで食事や水分を取りづらくなり、脱水症状につながる恐れもあります。手足口病が暑い時期に流行する特性も踏まえ、尿の量が通常より少ないなど、子どもに異変がないか目配りが大切です。

(2026年7月17日 日本経済新聞)
夏に子どもの間で流行する夏かぜは、手足口病、ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱です。手足口病とヘルパンギーナはエンテロウイルス属のウイルス、咽頭結膜熱はアデノウイルスが引き起こす感染症です。

(2026年7月21日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)





