SNSの視聴時間の増加による学力の低下

 文部科学省は、小学6年生と中学3年生が受けた2026年度の全国学力調査の結果を公表しています。SNSや動画の視聴時間が長い児童生徒ほど、各教科の正答率が低い傾向がみられました。一方、タブレット端末などを学習で活用する自信がある児童生徒ほど、正答率が高い傾向も見られています。

 小中いずれも視聴時間が長い児童生徒ほど、各教科の成績が低率でした。例えば中3数学では4時間以上とした生徒の平均正答率は48.7%で、30分未満とした生徒は69.6%でした。その他の教科でも、視聴時間が長いほど、正答率やスコアが低い傾向がみられます。英語で考えや気持ちを伝える授業に取り組んだという生徒ほど、スコアが高い傾向がみられます。

 家庭学習の時間は減っていました。平日の授業以外の学習時間を聞いたところ、1時間以上とした小6は50%、中3が62%で、5年前からそれぞれ13ポイント、14ポイント減っています。子どものSNS利用を巡っては、学習や睡眠への影響、有害コンテンツへの接触、いじめの温床になるといったことへの懸念を背景に、規制に乗り出す国が相次いでいます。

(2026年8月4日 日本経済新聞、朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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