妊娠のための教育講座ⅩⅧ 妊婦さんのパートナーには何ができる?

 男性は、自分のからだに変化がおこらないので、パパになる実感はなかなかわかないものですが、親になる喜びや不安を一緒に分かちあっていって欲しいと思います。個人差はありますが、つわりがつらい妊娠24か月と、お腹が大きくなって動きづらくなる妊娠910か月はパパのサポートが特にありがたい時期です。特に妊娠初期におこるつわりの時は、食事の世話をしてあげたり、精神的なサポートが必要です。

 最近は妊婦健診に付き添うプレパパが増えてきました。超音波検査の画面で元気に動く胎児の様子を見て、産まれる日がますます楽しみになることでしょう。赤ちゃんにぜひいろいろ話かけてみてください。妊娠後期になれば、お腹が大きくなり、健診のために病院に来ることも大変になりますので、身体的なサポートが必要になります。

 家族が増えると家事育児で女性は本当に大変になります。産後はホルモンの急激な変化に伴う身体的ストレス、育児の悩みなどの心理的ストレスなどにより褥婦は、うつ状態になりやすくなります。産後12週間は男性のサポートが必要になり、育児休暇を取ることを考えるべきです。まず、男性は「自分のことは自分でする」ことを意識されることをお勧めします。買い物、ゴミだし、お風呂掃除など力仕事はもちろんのこと、できる限りパートナーの負担を減らしてあげましょう。お互いの思いやりと感謝の気持ちを持って新しい家族を迎えられると良いと思います。

(吉村 やすのり)

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