全国ハイヤー・タクシー連合会の調査によれば、2026年3月末時点の女性乗務員数が1万4,388人と前年から10%増えて過去最高を更新しています。しかし、全体に占める割合は5.9%にとどまっています。タクシー業界が女性のなり手確保に取り組む背景には、深刻な人手不足があります。国土交通省によれば、2024年度末時点での法人と個人を合わせたタクシー運転者数は24万9,437人と、10年前から28%減っています。
高齢化や新型コロナウイルス禍による離職、時間外労働の規制が強化された2024年問題も追い打ちをかけています。女性ドライバーにかかる期待は大きく、タクシー業界で女性ドライバー確保の取り組みが進んでいます。人手不足に直面するなか、国が6月に解禁した軽自動車のタクシーを導入したり、子育て中の従業員へ手当を支給したりしています。

(2026年9月28日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)





