親が禁煙すれば子どものぜんそくが重症化するのを防げることを、大阪府立成人病センターの研究グループが明らかにしたという。親が禁煙をすれば、4歳半~8歳の間にぜんそくで入院する子を少なくとも2割近く減らせるとのことである。小児ぜんそくと親の喫煙の関係は指摘されていたが、禁煙の予防効果を具体的に示したのは初めてである。子どものぜんそくの原因の8~18%は、親の喫煙が関係しているという。
私も50歳過ぎまで、1日60~80本吸うヘビースモーカーであった。吸っている時は自分なりに気を付けていたし、愛煙家としてのマナーを守っていたつもりであった。しかし禁煙して思ったことは、本当に周囲の人に迷惑をかけていたと思うことばかりである。煙草は百害あって一利なしである。女性の愛煙家が増えているが、妊娠を希望している、妊娠している、子育てをしている女性は煙草を絶対に吸ってはいけません。妊娠しにくくなり、妊娠中の愛煙家から産まれた子どもは、未熟児や早産児が多くなることも判っています。生まれてくる子どもに悪影響を与えることは大きな問題です。愛煙家が肺がんになるのは自己責任ですが、副流煙を吸う人に肺がんの罹患率が高くなることは許されないことです。今回の検討結果からも、親の喫煙が子どもの生後の発育や発達にも悪影響を与えることが明らかになりました。
私のお勧めの良い禁煙方法を明日伝授しようと思う。
(吉村 やすのり)