15年度予算案を一般家庭にたとえると

来年度の予算を一般家庭にたとえると、夫と妻の収入の合計は595万円ですが、支出は963万円で収入の約1.6倍にのぼります。最近体調が悪いおじいちゃんの介護や家族の入院のための医療費に315万円もかかっています。その他生活するための費用も合わせた生活費の合計(一般歳出費)は、574万円かかります。その他地方にいるお母さんの実家は仕送りが155万円必要です。借金の返済費用は235万円かかります。

 2人の収入だけではまかないきれないため、お父さんは銀行から新たに369万円を借りています。これまでの借金の合計は、すでに1億円を超えることになります。普通の家庭では、銀行から借金をすることもできず、当然破産ということになります。収入が少しずつ増えているからといって安心はできません。支出を減らさなければ借金は減りません。

(2015年1月14日 日本経済新聞夕刊)
(吉村 やすのり)

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