共同意思決定の重要性

科学的知見を重視する近年の医療であるEvidence-Based Medicine(EBM)では、患者さん中心の視点を欠かすことができません。こうした医療を実現するために近年注目されているのが、治療方針決定に際して患者と医療者が共に参加する共同意思決定(Shared Decision Making:SDM)です。複雑化しているがんの治療方針の決定には、EBMに基づいた共同意思決定が必要不可欠になっています。 続きを読む

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プレコンセプションケアの重要性

高齢出産など出産を取り巻く環境が変わるなか、妊娠前の健康管理を後押しする取り組みが広がりつつあります。プレコンセプションケアと呼ばれ、米国の疾病予防管理センター(CDC)が2006年に提唱したのが始まりです。WHOも推奨し、国内では2021年2月に閣議決定された成育医療等基本方針に盛り込まれました。男女ともに性や妊娠に関する正しい知識を身につけ、健康管理を行うよう促す取り組みです。こども家庭庁は妊娠出産に関するサポートを促すとしています。 続きを読む

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日本の労働分配率の低さ

日本の労働分配率は40%台で推移し、50%超の米国に及ばず、先進国で最低水準です。上げられる賃金を抑え、海外への工場移転や内容量を減らし、価格を据え置く実質値上げなどの合理化を繰り返してきました。日本はコストカット型経済に陥り、デフレが続く悪循環になっていました。 続きを読む

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小中学生の不登校の増加

文部科学省の2022年度調査によれば、全国の小中学校で不登校の児童生徒は29万人を超えています。10年連続増え、過去最多となっています。その4割近くは学校内外で専門家らの相談や支援を受けておらず、ケアの多くを親が引き受けている例は少なくありません。その負担はとりわけ母親に偏りがちです。 続きを読む

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再販価値への意識

新車や新築の時点で人気が高い商品は、取得価格からの下落率が低い傾向があります。車は、車種や走行距離、不動産なら立地や間取り、築年数、管理状況といった要素や需要動向によって変動します。購入した商品を中古市場で再び売却する時の価格を、再販価値(リセールバリュー)と呼びます。中古流通が活発な自動車や不動産で用いられてきた概念で、資産価値を反映します。 続きを読む

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