iPS細胞によるパーキンソン病の治療

 京都大学の研究チームは、iPS細胞からつくった神経細胞をパーキンソン病の患者の脳に移植し、治療の安全性や効果を調べる治験の結果を公表しています。細胞を移植した患者7人に健康上の大きな悪影響は無く、安全性が確認され、4人は症状が改善したとしています。治験の結果は科学誌Natureに掲載されました。

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細胞培養による食品生産

 動物の細胞を増やして作る培養肉の生産で、ウナギやフォアグラなど高級食材の開発が進んでいます。イスラエル新興のフォーシーフーズは培養ウナギの製造拠点を京都に設置する計画で、シンガポール新興は培養キャビアの開発に取り組んでいます。細胞培養による食品生産は牛や鶏が主流ですが、コストが高いのが難点です。高額で販売できる食材の開発を進め、実用化に近づけています。

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健康寿命の延伸

 東京科学大学の研究チームは、全国300地点で約7千人の健康状態を調べ、その後の死亡や日常生活動作(ADL)などの状況を20年間追跡したNIPPON DATA90のデータを活用して、65歳健康寿命を調べています。65歳の人がその後の人生で日常生活を制限なく過ごせる期間を意味する65歳健康寿命は、喫煙や高血圧などの危険因子の有無で、男女ともに最大で約10年の差が生じるとしています。

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iPS細胞の膵島移植

 血糖値を一定に保つインスリンを出す膵臓の細胞が破壊される1型糖尿病について、重症患者1人にiPS細胞からつくった膵島細胞を移植する臨床試験を2月に実施しています。経過は良好で安全性に問題ないことを確認しています。この成果を受け、移植する細胞数を増やして2例目を近く行う予定です。今後、治療効果を確認し、2030年代の実用化を目指します。

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日本人の人口減、過去最大

 総務省は、2024年10月1日時点の人口推計を発表しています。外国人を含む総人口は前年から55万人(0.44%)減少し、1億2,380万2千人となりました。減少は14年連続です。日本人は前年比89万8千人(0.74%)減の1億2,029万6千人で、減少数と減少率のいずれも過去最大で、13年連続で減少幅が拡大しています。

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