隠れ心臓病の早期診断

 異常なたんぱく質の蓄積が心臓の働きを低下させる心アミロイドーシスは、早期発見が難しいとされ隠れ心臓病ともいわれています。患者数は少ないとみられていましたが、診断技術が普及して潜在患者は数万人近くいることも分かってきました。新薬の承認も相次ぎ早期発見、早期治療に道が開きつつあります。

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街角ピアノの増加

 公共の場で誰もが演奏できるストリートピアノが街なかに活気を与えています。7月時点で全国に724台設置され、イベントの集客や施設のにぎわい作りに一役買っています。ストリートピアノは、2008年に英バーミンガムでアートプロジェクトとして始まり、日本でも2010年代から徐々に導入が広がっています。設置数は直近の2年間だけでも15%増えています。

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終活登録事業の導入

 身寄りのない高齢者らがもしもに備えて、緊急連絡先や遺言書の保管場所などを自治体に登録する終活情報登録制度の導入が広がり始めています。厚生労働省の調査によれば、昨年末までに東京都豊島区や愛知県大府市など15の自治体が導入しています。今年度も横浜市や神戸市などが導入予定です。

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妊産婦の自殺

 警察庁の自殺統計によれば、妊産婦の自殺者が2022~24年の3年間で162人に達しています。10万出生あたりの妊娠中の自殺死亡率を年齢別でみると、20~24歳が7.5で最も多く、25~29歳が2.1、30~34歳が1.0、35~39歳が1.5、40~44歳が3.6でした。産後1年以内の自殺死亡率は、20~24歳が6.1、25~29歳が3.3、30~34歳が4.1、35~39歳が6.6、40~44歳が最も多く13.0でした。

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線虫によるがん検査の意義

 線虫による検査は、自宅で尿を採取して送付すればがんのリスクの結果が届く簡便さで利用が広がっています。しかし、全身のがんを調べる尿検査は部位を確定できません。どの部位か全身を調べるためには、陽電子放出断層撮影装置(PET)とCTを組み合わせたPET/CT検査を利用することになります。

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