A群溶血性連鎖球菌(Group A Streptococcus:GAS)は、健康であっても皮膚や上気道に保菌されていることがあり、上気道炎や化膿性皮膚感染症の原因菌としても珍しくありません。発症機序や病態生理は不明ですが、筋肉等の軟部組織壊死から敗血症ショック、多臓器不全を来すような劇症型GAS感染症もあり、注意が必要です。妊産褥婦はハイリスクであり、日本では褥婦より妊婦での発症数が多くなっています。
続きを読む- 2025年03月03日ふくしま子ども・女性医療支援センター開設10周年記念講演会 開催 @福島
- 2025年02月13日第30回日本女性医学学会ワークショップ 開催 @青森
- 2025年01月20日2/22~2/23 第15回日本がん・生殖医療学会学術集会 @大阪
- 2025年01月14日2/15 女性医療フォーラム 開催 @東京
- 2024年12月23日1/31 あすか生殖医療Web講演会 開催 @福岡市
- 2024年12月16日1/29 第632回松山産婦人科医会例会にて講演
理工系人材の育成
日本は、2022年度で学部生の45%、私立大にかぎれば51%が人文・社会科学に集中する文系大国です。OECDのまとめによれば、学部入学者に占める理工系の割合は19%程度と、加盟国平均の27%を下回り、ほぼ最下位です。1960年代、第1次ベビーブームの影響で大学進学者が急増しました。設置費用が少なくて済む私大文系学部を受け皿にしたことが、今に続く人材育成の偏りを生んでいます。
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妊産婦死亡数とその原因
日本産婦人科医会の調査によれば、2010年以降、妊産婦死亡率は、10万分娩あたり 4 から5前後でほぼ変わっていません。1990年代に比べて大きく改善していますが、近年でも年間約30例の死亡が確認されています。妊娠婦死亡 590 例を年齢階層別に比較すると、35~39歳が最も多く、次いで30~34歳です。死亡率は年齢の上昇と共に増加し、40歳以降では20代前半と比較すると4.6倍となっています。妊産婦死亡率の低さは、世界でもトップレベルにあります。
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Perspectives of Reproductive Science Vol. 3発刊
今回は高周波超音波による精子運動性の改善、ICSIによる子孫への影響、非重度男性因子の不妊カップルにICSIの有用性に関する論文を取り上げました。
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雲の減少による気温上昇
NASAの衛星データの分析によれば、地球上の雲が減っています。2023年は過去約20年間で最も少なく、世界的に減少傾向がみられます。日本では日射が増え、記録的猛暑への関連が疑われます。各国が大気汚染防止に取り組んだ結果、大気中のちりが減り、雲ができにくくなったとの見方もあります。
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