法曹志願者の減少への歯止め

 法務省によれば、2024年の司法試験の受験者数は3,779人と、旧司法試験が終了し現行制度に完全移行した2012年の半分以下に減少しています。2012年に2割台だった合格率は、近年は4割台で推移するなど質の低下を懸念する声も上がっています。法科大学院離れも進んでいます。文部科学省によれば、開設初年度の2004年度に7万人超だった志願者数は、2025年度は1万5,271人と5分の1に減っています。

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10代の薬物乱用者の増加

 国立精神・神経医療研究センターの調査によれば、10歳代の青少年の薬物乱用・依存患者が最近2年間で3倍近くに急増しています。約7割がドラッグストアなどで買えるせき止めや風邪薬などの市販薬を使用しています。

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第三者を介する生殖医療に関する法案の廃案に憶う

 第三者の精子や卵子を使った不妊治療のルールを定める特定生殖補助医療法案が、6月に閉会した通常国会で廃案となりました。特定生殖補助医療とは、第三者から精子や卵子を提供してもらう不妊治療です。国内では1948年に、第三者の提供精子を使った人工授精が初めて実施され、国内では2万人以上が生まれているとされています。

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国公立大理工系学部での女子枠の増大

 理系を目指す女子高生は増えています。大手予備校の河合塾の調査によれば、国公立大を目指す女子受験生の志望学部は、土木・環境が2023年比24%増、応用化学が16%増、機械・航空が15%増でした。

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百日せき患者の増加

 激しいせきを引き起こす百日せきが猛威を振るっています。今年の累計患者数は7万人を超え、乳児の死亡例も出ています。治療薬が効きにくい薬剤耐性菌の広がりが一因とされています。ワクチンの早期接種とマスクの着用や手洗いなど、基本的な感染症対策が必要となります。

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