乳がん患者は年々増加しており、日本人女性の9人に1人は生涯の間に乳がんを発症するとされています。乳がんで乳房を全摘した場合、乳房再建が必要となります。乳がんの手術で失った胸のふくらみを復元する乳房再建の実施率は、都道府県間で最大10倍の差があります。乳房再建術は標準的な治療として保険適用となっていますが、実施率は約1割にとどまり、先進国の中でも低率です。

国内では、2006年以降乳がん切除後の乳房再建は段階的に保険適用になりました。遺伝子診断からの予防的切除も対象になるなどニーズは高まっています。しかし、実施率は低く地域格差があります。乳房再建ができる形成外科医は不足しており、乳腺外科医も少ない地域もあります。両者が連携できず、再建手術に手が回らない施設が多くなっています。
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