細胞が分泌する微粒子であるエクソソームを使う自由診療が問題となっています。エクソソームは、近年動物や細胞の実験で組織や臓器の炎症を抑えたり修復したりする報告が相次ぎ、研究が盛んになっています。イノベーションへの期待は高く、呼吸不全や糖尿病など様々な病気の患者に投与し、安全性や効果を調べる臨床試験が各国で進んでいます。しかし、現状では治験で科学的に治療効果を確認し、承認されたものはありません。

細胞が分泌する微粒子であるエクソソームを使う自由診療が問題となっています。エクソソームは、近年動物や細胞の実験で組織や臓器の炎症を抑えたり修復したりする報告が相次ぎ、研究が盛んになっています。イノベーションへの期待は高く、呼吸不全や糖尿病など様々な病気の患者に投与し、安全性や効果を調べる臨床試験が各国で進んでいます。しかし、現状では治験で科学的に治療効果を確認し、承認されたものはありません。
少子化が進む背景には、結婚しない人が増えていることがあります。出生数と初婚同士の婚姻数はともに半世紀で6割減っており、減少率には連動がみられます。出生数に占める第2子以上の割合も増加しており、結婚せず子どもを持たないか、子どもを2人以上産むかの二極化が進んでいます。最初の子どもを産むか産まないかという1人目の壁がハードルになっています。
続きを読む過剰受診は医療費を増やし、健康保険組合や政府の財政を圧迫します。OECDによれば、日本の1人あたり外来受診回数は年11回程度で、主要国では韓国に次いで2番目に多くなっています。この過剰受診を控えるために、一部のOTC類似薬を保険対象外とし、自主服薬を推進することは、医師の負荷を減らすためにも必要となっています。
続きを読む日本看護協会によれば、都内の病院で働く正規雇用の看護職員の離職率は2023年に15.5%でした。全国平均を3.7ポイント上回り、47都道府県で最も高くなっています。美容医療などへ人材が流出しています。
続きを読む文部科学省の2022年調査は、通常学級に在籍する小中学生の8.8%に発達障害の可能性があると推定しています。前回の2012年から2.3ポイント上昇しています。通常学級に在籍しながら、必要に応じて別室などで授業を受ける通級指導を利用する小中高生も、2022年度に過去最多の19万8,343人と、10年間で3倍近く増えています。
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