消化器外科医の不足

 厚生労働省のがん診療に関する検討会によれば、2040年に、がん手術を担う消化器外科医が約5千人不足するとされています。必要な医師数が確保できず現在提供できている手術を継続できなくなる恐れが出てきます。高齢化と現役世代の減少が進む中、長時間労働などを理由に、若手医師が消化器外科を避けがちなことが背景にあります。

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がんゲノム検査の費用対効果

 がんの患者ごとに遺伝子を検査し、最適な治療薬を届けるがんゲノム医療を受けた件数が3月末で10万件を超えました。しかし実際に治療薬が見つかった件数は7,000件程度に過ぎません。検査条件が末期患者に限られるなど制度設計の問題もありますが、費用対効果も問題となっています。

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隠れ心臓病の早期診断

 異常なたんぱく質の蓄積が心臓の働きを低下させる心アミロイドーシスは、早期発見が難しいとされ隠れ心臓病ともいわれています。患者数は少ないとみられていましたが、診断技術が普及して潜在患者は数万人近くいることも分かってきました。新薬の承認も相次ぎ早期発見、早期治療に道が開きつつあります。

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街角ピアノの増加

 公共の場で誰もが演奏できるストリートピアノが街なかに活気を与えています。7月時点で全国に724台設置され、イベントの集客や施設のにぎわい作りに一役買っています。ストリートピアノは、2008年に英バーミンガムでアートプロジェクトとして始まり、日本でも2010年代から徐々に導入が広がっています。設置数は直近の2年間だけでも15%増えています。

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終活登録事業の導入

 身寄りのない高齢者らがもしもに備えて、緊急連絡先や遺言書の保管場所などを自治体に登録する終活情報登録制度の導入が広がり始めています。厚生労働省の調査によれば、昨年末までに東京都豊島区や愛知県大府市など15の自治体が導入しています。今年度も横浜市や神戸市などが導入予定です。

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