エンゲル係数の上昇

 消費支出に占める食費の割合を示すエンゲル係数が急伸し、G7で首位となっています。身近な食材が値上がりし、負担が家計に重くのしかかっています。実質賃金が伸び悩むなかで、仕事と家事の両立に課題を抱える共働き世帯は、家事の時短のため割高な総菜など中食への依存が強まっています。支出に占める食費の割合が高くなりやすい高齢者の急増も、係数急伸の理由であり、生活の質の劣化が懸念されています。

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美容外科をめぐるトラブルの増加

 美容医療を受ける人はここ数年で急増しています。厚生労働省の資料によれば、52の医療機関・チェーンの施術数は2019年に約123万件でした。それが2022年には3倍の約373万件に増えています。国民生活センターなどへの相談も2023年度は5,507件あり、1,862件だった2019年度から3倍に増えています。

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RSウイルス感染症の予防

 RSウイルス感染症は、生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ全ての子どもが罹るとされます。身近な小児感染症ですが、生後間もない乳児は重症化するリスクがあります。2024年は4月や7月に感染が拡大しました。以前は冬季に流行していましたが、流行期が予測しづらくなっています。

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高額療養費の負担上限の引き上げ

 厚生労働省は、医療費が高額になった場合に患者の自己負担を抑える高額療養費制度について、患者負担額の上限を引き上げる検討に入っています。高齢化や革新的な治療の広がりで医療費が高額になっており、年齢を問わず支払い能力に応じた負担を求めるとしています。

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病児保育に遠隔診療

 自治医大は、働く人が病気の子どもを一時的に預ける病児保育を利用しやすくするため、オンライン診療を活用した実証研究を始めています。国は、病児保育の利用には医師の診察が必要としており、通院や待ち時間などがネックで、オンライン診療により親の負担を軽減します。

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