ブレスト・アウェアネスの普及と啓発

 ブレスト・アウェアネスは、女性が日常的に乳房の状態に注意を払い、変化を感じた際に迅速に医師に相談するという正しい医療受診行動を促進するための重要なキーワードです。その目的は、乳房の健康に関する知識を深め、自覚症状のある乳がんを早期に発見し、医療機関への迅速な受診を促進することにあります。この取り組みは、乳がん検診と並んで有効な乳がん対策として世界的に実施されており、乳がんによる死亡率の低減に貢献しています。

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無痛分娩の割合の国際比較

 海外では無痛分娩が主流となっている国が多くなっています。2019年の日本産科麻酔学会のまとめによれば、全分娩数に占める無痛分娩の割合はフランスで8割、米国で7割、韓国で4割にのぼっています。日本は増加傾向にあるとはいえ、日本産婦人科医会の調査によれば、2023年時点で13.8%にとどまっています。

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乳がん検診の重要性

 乳がんは日本人女性に最も多くみられるがんであり、2019年には9万4,000人の女性が発症し、9人に1人が生涯に乳がんを経験するリスクがあります。医療の進歩にもかかわらず、2020年には1万5,000人の女性が乳がんで亡くなり、死亡率では4番目に高いがんとなっています。

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生産年齢人口の減少

 日本の出生数は1973年の209万人をピークに減少し、1984年には150万人を割り込みました。今年20歳になる2005年生まれは106万人と、ピーク時のほぼ半数になっています。労働力の中心である15~64歳の生産年齢人口は、1995年の8,716万人をピークに減少傾向をたどり、2025年3月時点では1,300万人以上も少ない7,354万人まで減っています。

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物価高と格差社会

 日本経済は歴史的な物価高に直面しています。生鮮食品を含む消費者物価指数は、昨年まで3年連続で前年比2~3%台の上昇率となりました。これはバブル期が重なる1989年~1991年以来のことです。総務省の家計調査によれば、昨年は2人以上の世帯で平均28.3%に上昇しています。バブル期を上回り、1981年の28.8%以来43年ぶりの水準になっています。食費がかさみ、暮らし向きの悪化を感じやすい世帯も目立ってきています。

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