大腸がん検診の重要性

 国立がん研究センターの調査によれば、大腸がんの死亡数は、年約5万人と肺がんに次ぐ2位で、女性では最も多くなっています。大腸がんは初期の段階では自覚症状はほぼ無く、早期発見して適切な治療を行えばほぼ完治します。国立がん研究センターがこのほどガイドラインを更新し、便に血が混じっていないか調べる検査は、大腸がんの死亡率を1~3割以上減らせるとしています。しかし、2022年の国民生活基礎調査によると、40~69歳男女の大腸がん検診の受診率は45.9%にとどまっています。

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女性医療フォーラム 開催

  2月15日、女性医療フォーラムが新宿京王プラザホテルで開催されました。

東京女子医科大学の心療・精神科教授の大坪先生からは、精神科医からみたPMS、 PMDD、PMEの診断ならびに対処方法についてわかりやすく御解説いただきました。近年、PMSやPMDDの患者は、わが国においても増加しており、日常の臨床で多く遭遇いたしますが、その対応に苦慮することが少なくありません。どのようなレベルで精神科医を受診させるべきか、その治療の実際についても御説明いただきました。

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AI進化によるリスクの急増

 日本プルーフポイントの調査によれば、ロシアがウクライナに侵攻する直前の2021年後半以降、新手のメール攻撃が世界的に増加しています。昨秋頃までは月に1億~2億通ほどでしたが、ここ数カ月で急増し、今年1月は4億5千万通を超えています。ChatGPTのような生成AIの進化が要因の一つです。

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日本酒の輸出量の増加

 日本酒の輸出は、新型コロナウイルス禍などの影響はあったものの長期的には増加傾向にあります。和食ブームなどを背景に人気が高まり、2024年の輸出量は、米国や中国向けなどを中心に10年前より9割増えています。2024年の輸出金額は434億円と、前の年より6%増えています。国内消費の低迷もあって、2023年の出荷量に占める輸出の割合は7%と、10年前の約2.5倍になっています。国税庁の調査による2023年の都道府県別輸出量は、大手が集まる兵庫県が最も多く、京都府、山口県の順でした。

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民間の学童保育への関心

 こども家庭庁の調査によれば、児童福祉法に基づいて運営する公的な施設である放課後児童クラブ(学童保育)の待機児童数は、2024年5月時点で1万7,686人と、過去最高だった2019年に次ぐ高水準でした。保育所の待機人数が2017年をピークに下落に転じ、2024年に2,567人まで減ったのと対照的です。こうした問題は、子どもが小学校に進学すると親が預け先に困る小1の壁と呼ばれています。

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