生涯未婚率の増加

 全国の生涯未婚率(50歳時未婚率)は男女ともに上昇しています。2020年国勢調査によると男28%・女18%です。男余りが著しい県では、男女間のマッチングに齟齬をきたす例が増えており、男性の未婚率はより高くなりがちです。昨年の日本人出生数は戦後最少の68万人台に落ち込み、女性1人が生涯に産む子ども数の理論値である合計特殊出生率は1.1台前半へ下がったと推計されています。

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東京圏の一極集中

 政府は、地方創生2.0の基本的な考え方を発表しています。若者・女性にも選ばれる楽しい地方をつくると強調しています。開始から10年を迎えた地方創生は、人口減少や東京一極集中に歯止めをかけられていません。若者や女性を如何にして地方にとどめるかがカギとなっています。

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脳死下の臓器提供

 臓器提供は、脳卒中や心肺停止、交通事故による頭部損傷などで入院し、脳全体の機能が失われた脳死の人から行われます。心臓・肺・肝臓・腎臓・膵臓・小腸・眼球が提供可能です。医療機関は、治療を尽くしたものの患者の脳機能が回復する見込みがない場合、脳死の可能性がある状態かを診断します。患者家族に治療の継続を望むかを尋ねるとともに、中止する場合に看取り方の選択肢に臓器提供があることを提示します。

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マンションの高齢化

 高層の共同住宅であるマンションには、日本の国民の1割超が居住していると推計されています。第2次世界大戦後の1950〜70年代の高度成長期以降に各地で建設が相次ぎ、建物の老朽化とシニア層の居住が増えているという2つの老いに直面しています。

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少子化による大学全入時代へ

 少子化の加速で、全体的な競争倍率が低下傾向にあります。文部科学省によれば、2024年度の全国の大学の募集定員は62万5,188人で、入学者数は61万3,453人です。定員充足率は98%で、記録が残る2010年度以降で初めて100%を下回っています。募集定員は年々増えています。第1志望に不合格でも、希望に合う別の大学へ進学できると考え、難関大学に挑戦する受験生が増えています。

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