組織に属さずに働くフリーランスから、正社員に転じる動きが加速しています。リモートワークや働き方の多様化などにあわせて広がりましたが、AIの台頭や物価高も重なり、正社員に戻る人が増えています。元々契約していたフリーランスを正社員に登用する企業もあります。
仲介サイト大手ランサーズの調査によれば、2024年のフリーランス人口は1303万人で、10年前比で39.1%増えました。しかし、近年はフリーランスから正社員に転職する人や、こうした転職を支援するサービスが目立ってきています。プログラミングの実装や設計をAIで代替できるようになったことや収入の不安定さに加え、正社員でもリモートワークや副業がしやすいなど、労働条件が良くなってきたことも背景にあります。
フリーランスには、AIの台頭で技術面に加え、戦略を考えられるスキルも求められるようになってきています。正社員やフリーランスといった働き方の形態に関わらず、変化の激しい時代に応じたスキルのアップデートが求められています。

(2026年9月1日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)





