外資による日本企業のM&Aの増加

 日本企業が関わる2026年1~9月のM&Aの件数が3,883件と、1~9月期比較で過去最多になっています。特に海外勢による買収は326件と、これまでの最多だった2025年より2割以上増えています。投資ファンドによる大型買収や事業承継などが相次いでいます。

 金額ベースでは2025年より2割減少して22兆円となりましたが、海外勢による買収額は4割増え、2025年通年を上回る6兆2000億円規模となっています。外資系ファンドが手掛ける大型の非公開化案件がけん引し、投資会社のM&Aは14%増の5兆5000億円となっています。

 円安が続いたことで買収規模を膨らませやすくなったほか、日本企業の変化が海外マネーを引き寄せています。2023年に東京証券取引所がPBR(株価純資産倍率)改善を企業に要請したことで、大企業によるカーブアウト(事業分離)など事業構造を見直す動きが広がっています。

(2026年10月14日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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