アラフィフの就活

 子育てが一段落した50歳前後の主婦が、出産前のキャリアを生かし再就職する例が増えています。派遣やパートで復職したのち、正社員や契約社員に登用される例もあります。総務省の労働力調査によると、15年の45歳~54歳の女性の就業率は前年より0.9ポイント高い74.8%になっています。この背景には景気回復に伴う企業の人手不足感や、女性の活躍を後押しする機運の高まりがあります。
 これまでは長く仕事から離れた主婦の再就職は、スーパーなどのパートがほとんどでしたが、オフィスワークで再就職できる可能性が出てきたため、仕事内容にこだわる女性が増えてきています。若くて技能がある人を採用したくても難しいのが現状です。意欲とコミュニケーション力、人間力があれば、離職期間が長くても採用される傾向は今後も続くと思われます。子育てを終えた主婦の経験は様々な職種に役立つと思われます。

(2016年2月16日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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