ジュニア・アカデミアとは

 ジュニア・アカデミアは、経済や行政などの各界の有志でつくる日本アカデメイアが、将来の日本を担う若者を育成する目的で昨年秋に設立したものです。ジュニア・アカデミアでは、大学生が自ら課題を選んで研究し、様々な政策提言をしています。政治改革においては、若年層の一票の価値を引き上げる投票プレミアム制度、29歳以下の有権者を別枠として議席の約3割を当てる世代別議席割り当て(クオーター制)を導入する参議院選挙制度改革を打ち出しています。
 移民・難民受け入れについては、日本国内に迎え入れ特区を設け、日本語や文化、技能を習得した外国人に永住権を認める案を示しています。育児に関しては、出産を機に退職する女性が多い現状を考え、原則として子どもが1歳になるまでに連続して取る現行制度を改め、労働時間を育休ポイント(2年分)として与え、子どもが12歳になるまでいつでも使えるようにすることを提言しています。父母ともにポイントを使い切って休ませることを会社に義務付け、男性の家事・育児への参加時間を増やそうとしています。男性も女性も関係なく、同じように働き、育児をする協働共育社会が必要としています。

(2016年3月「5日 東京新聞)
(吉村 やすのり)

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