マイナンバ-制度が医療に連動

政府は、カルテ診療報酬明細などの医療情報に番号制度を導入する方針を正式に決めました。税と社会保障の共通番号のシステムと医療関係のシステムを連動させる仕組みを、2018年度から段階導入することにしました。医者らが個人の診療結果や処方薬の情報を共有できるようにして、二重の投薬や検査を避けることが目的です。
新制度では、カルテやレセプトを管理するための医療番号を新たに作り、医療番号はマイナンバ-とシステム上連動する仕組みを考えています。医療番号を使って、医療機関や薬局、介護事業者らが情報を共有できるようになります。マイナンバ-制度が始まると個人番号カ-ドが配布される17年7月以降、番号カ-ドは健康保険証としても利用でき、ICチップが搭載されています。医療機関で認証すると、医者はマイナンバ-と連動した患者の医療番号を把握できます。医者が扱う情報は医療分野のみにし、情報漏洩リスクを最小限にするようにしています。

(2015年5月30日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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