人工妊娠中絶の現状―Ⅷ

中絶時の気持ち

 最初の人工妊娠中絶を受ける時の気持ちとしては、人生において必要な選択であると考える女性が16%であるのに対し、胎児に対して申し訳ないという気持ちを抱く人が約半数を占めています。こうした女性の気持ちを大切にし、女性が産みたいと思ったら、子育てができるような社会をつくることが必要です。子どもは、カップルの大切な子であると同時に、社会の財産であることを忘れてはなりません。
 こうした人工妊娠中絶の統計を通して、中絶が一件でも少なくなるような社会を実現できるように頑張りたいと思います。

(一般社団法人日本家族計画協会家族計画研究センタ- 北村邦夫先生より提供)
(吉村 やすのり)

 

 

 


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