卵子の凍結保存

 晩婚・晩産化が進む現在、未婚女性が将来の自分の妊娠のために卵子を凍結保存しておく、いわゆる社会的な卵子凍結がさまざまなクリニックで実施されています。本日の産経新聞は、卵子凍結を特集しています。その中でコメントをさせて頂いております。「卵子を凍結しておけば何歳でも産めるというわけではありません。今の日本では、生殖に関する教育が不十分です。若いうちから生殖適齢期について教えていくことが必要」。
 卵子の凍結保存を考える前に、生殖に関わる知識を教育しておくことが大切です。子どもはいつでも産めるわけではないことを知るべきです。生理があるうちは大丈夫と考えている女性は多いと思いますが、後悔しないような人生設計を立てておくべきです。

(2015年5月13日 産経新聞)
(吉村 やすのり)

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