同性婚の法制化

 アイルランドで22日、同性婚を認める憲法改正の賛否を問う国民投票があり、賛成が多数を占めました。同性婚の法制化を国民投票で決めた国は世界で初めてです。有権者322万人の投票率は60.52%で、賛成は約62%、反対は約38%の大差でした。同性婚に反対の立場を取るカトリック教会も、「我々は現実とむきあわなければならない」などとコメントしています。
 アイルランドは、人口約460万人のうちカトリック教徒が約85%を占め、93年まで同性愛行為が犯罪とされ、96年まで離婚が認められないなど、保守的な国柄で知られていました。2000年以降、同性婚を認める国が増えてきています。異性愛者であろうと、同性愛者であろうと、平等であるということです。

(2015年5月25日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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