最近の企業では、大幅に人員を削減した後、効率的に人材を活用するため男性の仕事であったさまざまな業務に女性を積極的に配置し、管理職にも女性を登用するようになってきています。管理職に当たる課長相当、部長相当の女性割合は緩やかに上昇しています。今後管理職への昇進が期待される係長相当の女性割合も上昇してきています。
一般的に女性は、管理職昇進に意欲的ではないとも言われます。さらに女性の意識も問題です。女性の中には、何かあれば仕事はやめるという人がまだまだたくさんみられます。男性も変わる必要があります。会社は女性のモチベ－ション向上に取り組んでいますが、男性の家事・育児への意欲があがらないと、女性は継続して働くことはできません。
（2015年10月10日 日本経済新聞）
（吉村 やすのり）
