子供送迎タクシ-サ-ビス

 首都圏のタクシ-会社で、子どもを習い事や塾に通わせるための送迎サ-ビスが強化されています。日本交通は、キッズタクシ-の専任運転手を今後数年で、現在の34人から 100人に増やすことにしています。小児救急講習を受けた運転手が、自宅や学校から習い事施設などへ子どもを送り届け、迎えも行きます。国際自動車は、女性運転手が子どもを送迎するサ-ビス「リラクシ-」の対象地域を拡大しています。
 子ども向け送迎サ-ビスの利用が広がっている背景には、習い事や塾に付き添えないが、不自由はさせたくないという教育熱心な共働き世帯の増加があります。育児支援タクシ-の普及に取り組む一般社団法人、全国子育てタクシ-協会によると、首都圏では、保育所、学校から直に習い事や学童保育施設へ送迎してもらう需要が高いといわれています。未就学児はもちろん、小学生が放課後1人で習い事へ行くのに不安を持つ保護者もいます。子どもがタクシ-を使う時代になりました。安全をお金で買わなければならない世の中、やむを得ないのでしょうか。

(2015年5月21日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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